フィリピン海外研修2026 レポート

2026
8月15日(土)
~8月23日(日)
短期留学 9日間

2026年8月15日(土)から8月23日(日)までの9日間、今年もフィリピン・アンヘレス市にあるインターナショナルスクール「ブライトウッズスクール」を訪問し、語学研修と国際交流を行いました。

今回は学校での英語レッスンだけでなく、書道・クッキング・ロープワークなど日本文化を紹介するプログラムや、フィリピンの文化や歴史を学ぶ体験にも挑戦しました。滞在前半は集中豪雨の影響で学校がオンライン授業になる日が続き、予定どおりに進まない場面もありましたが、その状況の中で先生方がさまざまな特別プログラムを用意してくださいました。

「失敗を恐れず、たくさん質問し、相手の言葉にしっかり反応する」ことを意識しながら過ごした9日間。毎日いろいろな出来事があり、今年もたくさんの学びと交流が生まれました!

8/15 1日目

Day 1 フィリピンへ出発!

成田空港で生徒Hくんと合流し、WEG書類を提示して無事にチェックイン。参加者のMさんと生徒Hちゃんは別便で1日早くクラークへ向かっていましたが、前日の千葉方面の豪雨で電車のダイヤが乱れていたため、無事に到着したと聞いてまずはひと安心。いよいよ2026年度のフィリピン海外研修がスタートしました!

保安検査では、ペットボトルの中に少し飲み物が残っていて没収されそうになる小さなハプニングも(笑)。その場で飲み切って無事に通過し、飛行機へ。機内はほぼ満席でしたが後方には少し余裕があり、3人でゆったり座って過ごすことができました。

フライト中も国際交流の準備は続きます。今回の書道イベントでは、ブライトウッズの生徒たちに自分の名前をカタカナで書いてもらう予定。生徒Hくんが用意した筆ペンを使って、参加する子どもたちの名前を半紙に1人ずつ書いていきました。気圧の影響なのか筆ペンから少し墨があふれる場面もあり、ティッシュで丁寧に拭きながら作業。読み方が難しい名前は、到着後にJ校長先生へ確認することにしました。

クラーク空港ではJ校長先生、ドライバーのドライバーLさん、Dさんが迎えに来てくれて、送迎のバンで寮へ移動。昨年に続いて迎えてもらえる安心感がありました。

夕方は寮から車で15分ほどのフィリピン料理レストラン「ISLAS」でウェルカムディナー。先に到着していた参加者のMさんと生徒Hちゃんとも合流し、先生方やイタリアから留学中のAさんと一緒に食事を楽しみました。店内にはバギオ地方を思わせる絵画や彫刻が飾られていて、とても雰囲気のある素敵なお店。おいしい料理をたくさんいただき、全員おなかいっぱい!寮に戻ってシャワーを浴び、長い1日を終えました。

 

8/16 2日目

Day 2 研修の約束「FAR」とウェルカムランチ

朝は学校スタッフのMさんが届けてくれたジョリビーの朝食からスタート。ジョリビーはフィリピンでとても人気のあるファーストフード店で、日本でいうマクドナルドのような身近な存在です。フィリピンらしい朝ごはんを食べながら、少しずつ現地での生活にも慣れていきます。

朝のミーティングでは、これからの予定と国際交流イベントでの役割分担を確認しました。そして今回、子どもたちに大切にしてほしい合言葉が「FAR」。Fail、Ask、Reactの3つです。失敗を恐れないこと、分からないことはたくさん質問すること、そして相手の話に声や表情でしっかり反応すること。毎朝のミーティングで「今日はどんなことができた?」と具体的に振り返りながら、この3つを意識して過ごすことにしました。

お昼はSMショッピングモールの向かいにあるフィリピン料理のレストランへ。J校長先生、T先生、ドライバーLさん、Aさん、学校スタッフのMさん、隣町に住む小学5年生のTくんなど現地のみなさんも一緒に、バイキング形式のランチを楽しみました。たくさんの料理を少しずつ試せるので、フィリピンの味を知るにはぴったりです。

ランチの後はクラーク博物館を見学し、その後バンで寮へ戻りました。午後からは書道やロープワークなど、これから行う国際交流の準備。翌日からいよいよ学校プログラムが始まるため、無理をせずゆっくり過ごして早めに休みました。

 

8/17 3日目

Day 3 集中豪雨!予定変更から始まった学校プログラム

朝食を食べて学校へ向かいましたが、昨夜から続く集中豪雨の影響で、ブライトウッズの全生徒がオンラインレッスンへ振り替えとなり登校しないことが分かりました。楽しみにしていた通常授業への参加はできなくなりましたが、学校側が私たちのために特別プログラムを用意してくださいました。

午前中はDance Class(Folk Dance)とRobotics Class。参加した生徒2人のために先生がついてくださり、少人数ならではの贅沢なレッスンになりました。予定が変わっても「できることを楽しもう!」と切り替えられたのも今回の研修ならではです。

また、学校の近くに住む参加者のMさんの英語の先生が国際交流の様子を見るために会いに来てくださり、この日は一緒に寮に泊まることになりました。人と人とのつながりが少しずつ広がっていくのも、海外研修の楽しさのひとつですね。

午後はESLのJ先生の英語レッスン。カードを使いながら、遊びの要素を取り入れて楽しく英語を学びました。その後生徒Hくんは個人レッスンにも参加し、家族のことや自分自身について先生と対話。自分の言葉で伝える時間になりました。

日本の生徒たちは寮の2階にあるトレーニングルームもすっかりお気に入り。前日に続いて1時間以上エクササイズをして、汗だくになって戻ってきました。外は大雨でしたが、寮の中では元気いっぱい!明日は少しでも天気が良くなりますように。

 

8/18 4日目

Day 4 オンライン授業の中で音楽・絵画・英語を体験

昨夜はパンパンガ地域に鉄砲水(Flash Flood)の警報が出て、朝・昼・夜と携帯電話のアラームが鳴りました。ブライトウッズ周辺は高台のため学校自体の洪水の心配は少ないものの、生徒や先生方が暮らす地域には大きな被害が予想される場所もあり、この日も全生徒がオンライン授業。多くの先生方も学校へ出勤せず、自宅から授業を行うことになりました。

そんな状況の中、J校長先生が私たちのためにプログラムをアレンジ。午前中はF先生のMusic ClassとJ先生(Painting)のPainting Classを体験しました。通常の学校生活を見ることはできませんでしたが、先生方ができる範囲で学びの時間を作ってくださることが本当にありがたかったです。

お昼にはBangusというフィリピンで親しまれている魚料理をいただきました。その後、前日から一緒に過ごしていたA先生を見送り、午後は再びESLのJ先生のレッスンへ。生徒Hくんは個人レッスンで、主語と動詞を使って文で答える練習をしました。これまで単語だけで答えることが多かったので、「文章で伝える」ための良い練習になったようです。

夕方はJ校長先生が案内してくれたベトナム料理のお店でスナックタイム。フォーや春雨、サラダなど、ヘルシーな料理をたくさんいただきました。

夜はカフェのキッチンを借りて、翌日の国際交流クッキングに向けた仕込み。メニューはお好み焼きとわらび餅!材料を確認しながら準備を進め、終わったのは夜9時。明日は日本文化をこちらから伝える番です。

 

8/19 5日目

Day 5 書道とお好み焼きで日本文化を紹介!

朝、生徒Hくんがお腹の調子を崩して朝食を取らずに様子を見ましたが、午前中のSite 3で行われるアクティビティには参加できることに。大雨は続いていましたが、屋根付きの講堂でLarong PinoyやPickle Ballなど、たくさん体を動かして楽しみました。

その後Site 2へ戻り、いよいよ書道の文化交流!先生方がたくさん集まってくださり、予想以上の盛り上がりになりました。以前生徒Hくんが書いた4枚の作品はすべて額に入れて飾られていて、とても大切にしていただいていることが分かり、こちらまで嬉しい気持ちに。

先生方の名前をカタカナで書くと、とても喜んでくださいました。「とめ・はね・はらい」のポイントを伝えると、みなさん一気に上達!まだ墨が乾いていない作品はしばらく干して、後日それぞれの先生にお渡しすることになりました。文字を通じて自然に会話が生まれ、書道はやっぱり国際交流にぴったりだと感じました。

寮でランチと休憩を取った後は、約20人の先生方を迎えてクッキングプログラム。4つのグループに分かれて、お好み焼き作りに挑戦しました。グループ分けでは「1、2、3、4!」と先生方がすぐに声を掛け合い、あっという間にチームが完成。さすが先生方です!

材料を混ぜてコンロで焼き始めましたが、弱火でじっくり待つのがなかなか難しい(笑)。気になって何度もひっくり返し、形が崩れてしまうグループも続出しました。それでも最後はソース、マヨネーズ、あおさ、鰹節をトッピングして完成!朝にきな粉をまぶして準備したわらび餅も好評で、日本の味を一緒に楽しむことができました。

夕方からはマーキーショッピングモールへ。お菓子や飲み物、お土産を買ったり、本屋を見たり、それぞれ自由にショッピング。子どもたちは9Dのアトラクションも楽しみました。夕食はファーストフードのイナサルでチキン、ライス、春雨を食べ、寮に戻って就寝。文化交流で盛りだくさんの1日でした!

8/20 6日目

Day 6 タガログ語・ストーリーテリング・ロープワーク

朝食は、ソーセージのような形をした少し甘い味付けのお肉とライスからスタート。この日も学校はオンライン授業が中心で、通常のように大勢の生徒や先生方と会うことはできませんでした。

午前9時からはSite 1でT先生のタガログ語レッスン。その後はC先生のストーリーテリングを受けました。英語だけでなく、現地の言葉や物語にも触れることで、フィリピンの文化を少し違った角度から知る時間になりました。

11時からはPreschoolとKinderの先生方、約10名を対象にロープワークの文化交流。さすが普段から子どもたちに教えている先生方!説明を聞きながらスイスイと編んでいき、とてもスムーズに作品を完成させていました。

途中、J先生(Preschool)に残っていた書道用の墨、半紙、お手本などをお渡ししました。フィリピンでは抹茶も人気だそうで、「次回はぜひお茶の点て方を教えるアクティビティもやってほしい」とリクエスト。次につながるアイデアが生まれたことも嬉しい出来事でした。

午後はJ先生(ESL)とのレッスン。粘土を使って動物を作りながら英語を学び、参加した子からは「今までで一番楽しかった!」という感想も。机に向かうだけではなく、手を動かしながら自然に言葉を使う授業は印象に残ったようです。

寮へ戻ってからはまたジムへ。バランスボールや綱引きで大盛り上がり!途中生徒Hくんが大きなアリに噛まれて少し心配しましたが、水でよく洗い、保冷剤で冷やすと落ち着いてきてひと安心。夜はカニと魚料理をいただきました。翌日は朝から1日ツアーのため、夜のうちにミーティングを済ませて早めに就寝しました。

8/21 7日目

Day 7 ターラック市で歴史と文化を学ぶ1日

滞在中、初めてと言っていいほどの青空!朝から晴れて、とても気持ちの良い1日になりました。朝8時に寮を出発し、ドライバーLさんのバンでTarlacへ。車で約1時間の距離で、J校長先生はこの地域から毎日ブライトウッズへ通勤しているそうです。

途中でマクドナルドに立ち寄り生徒Hくんと生徒Hちゃんの朝食を買ってから、最初の目的地Capas National Shrineへ向かいました。第二次世界大戦中、多くのフィリピン兵やアメリカ兵が捕虜となり命を落とした歴史を伝え、同じことを二度と繰り返さないために建てられた記念の場所です。

J校長先生は「過去の出来事を知り、これを二度と起こさないようにすること。そして、これからも私たちがずっと友達でいられるようにしたい」と話してくれました。ただ観光地を見るだけではなく、日本とフィリピンの歴史を一緒に考える、とても大切な時間になりました。

次に向かったのはMonasterio de Tarlac。カトリックの修道院で、多くの人が礼拝に訪れていました。丘の上にはキリスト像が立ち、そこから見える景色もすばらしく、しばらくゆっくり景色を楽しみました。

ランチはフィリピン料理のレストランへ。いろいろな料理とハロハロをおなかいっぱい食べた後、Aquino Museumを見学しました。この日はNinoy Aquino Dayという国民の祝日。J校長先生がこの日だからこそ訪問先に選んでくれたそうです。館内ではAquino一家の歴史や、当時の写真なども展示されていて、フィリピンの近現代史について考える機会になりました。

夕方、夕食へ向かう途中でKart Cityに立ち寄り塾と合流。日本の大型アミューズメント施設のような場所で、ヘルメットをかぶってみんなでカートに挑戦しました。歴史を学んだ後は一転、全員大はしゃぎ!めちゃくちゃ楽しみました。

夕食はCafe Josephinaへ。オープンな造りで池のある素敵な雰囲気のレストランで、ピザやパスタ、ケーキを楽しみました。寮へ戻ったのは夜9時。シャワーを浴びた後もおしゃべりが続き、気付けば寝たのは12時!朝から夜までたっぷり楽しんだ1日でした。

 

8/22 8日目

Day 8 ブライトウッズからいろは塾メンバーへ 文化交流

この日は久しぶりの晴れ!学校での最後のプログラムは、フィリピンの先生方が主催してくださるCultural Exchangeです。これまでは私たちが書道やクッキング、ロープワークなど日本の文化を紹介してきましたが、今日はブライトウッズのみなさんから文化を教えてもらう番。楽しみにしていた1日がスタートしました!

最初は、キャンドルを手に持って踊るフィリピンのフォークダンス「Pandango sa irau」。キャンドルを落とさないように気をつけながら、音楽に合わせてゆっくりと体を動かします。見ている時よりも実際に踊ってみると難しく、先生方に教えてもらいながらみんなで楽しく挑戦しました。

参考動画:YouTube(Pandango sa irau)

続いてT先生と、イタリアから留学中のAさんによるトーク。フィリピン・イタリア・日本、それぞれの文化や考え方の違いについて話を聞きました。学校で英語を勉強するだけではなかなか知ることのできない、暮らし方や価値観の違いに触れる時間になりました。

3つ目はJシェフによるアドボのクッキングクラス!フィリピンを代表する料理を、作り方を教えてもらいながら体験しました。これまで日本のお好み焼きやわらび餅を先生方に紹介したので、今度はフィリピンの料理を教えてもらうことができ、まさに文化の交換です。

クッキングの後はみんなでランチ。その後、J校長先生が表彰式を開いてくださり、参加した生徒一人ひとりに表彰状が手渡されました。いろは塾にも表彰状をいただき、今年もブライトウッズとの交流を形として残すことができました。9日間の研修もいよいよ終わりが近づいていることを感じます。

寮へ戻ってからは帰国に向けてパッキング。少しゆっくりした後、アンヘレスの教会前にあるマーケットまでみんなで散歩に出かけました。夜は昨年も訪れたレストランへ行き、最後のディナー。1年前を思い出しながら食事を楽しみ、研修最後の夜を過ごしました。明日は早朝にクラーク空港へ向かいます!

8/23 9日目

Day 9 日本へ帰国

最終日は深夜1時30分に起床。まだ外が暗い中、ドライバーLさんのお迎えを待ってクラーク空港へ向かう準備をしました。J校長先生も寮まで見送りに来てくださり、最後に挨拶をして出発。研修中たくさんお世話になったみなさんとのお別れは、やっぱり少し寂しいですね。

空港では無事に出国審査を終え、カフェで朝ごはん。朝4時45分発のフライトにも予定どおり搭乗することができ、9日間の研修を終えて日本への帰路につきました。

今年の研修は、滞在前半に集中豪雨が続き、学校がオンライン授業へ切り替わるなど、予定を変更しながら進める日が多くありました。それでもブライトウッズの先生方が、その時にできる音楽・絵画・英語などのプログラムを準備してくださり、書道やクッキング、ロープワーク、そしてフィリピン側からのCultural Exchangeまで、今年だからこそ経験できた学びがたくさんありました。

今回みんなで大切にした「FAR」――Fail(失敗を恐れない)、Ask(たくさん質問する)、React(相手の言葉に反応する)。英語が完璧でなくても、一歩踏み出して伝えようとすること、相手を知ろうとすることが国際交流の大切な第一歩です。教室で覚えた英語を実際に使い、文化の違いを体験しながら人とつながることができた9日間になりました。

昨年から続いてきたブライトウッズとのつながりも、今年は私たちが日本文化を伝えるだけでなく、フィリピンの文化を教えてもらう双方向の交流へとさらに広がりました。このご縁をこれからも大切にしながら、今回の経験を次の研修や新しい交流につなげていきたいと思います。

参加してくれたみなさん、そして温かく迎えてくださったブライトウッズのみなさん、本当にありがとうございました!たくさん学んで、たくさん笑った9日間。皆さん、お疲れさまでした。楽しかったね!また会える日を楽しみにしています。

関連サイトのURL

Brightwoods School – Angeles City, Philippines

フィリピン政府観光省

セブ・パシフィック航空(Cebu Pacific Air)